日本習字とは?

習字学習の大切さについて

は、単に文字を整えて書く為だけの学習ではありません。
集中して丁寧に書く習慣は、学校生活に大切な忍耐力の養育に役立つことはもちろん、現代の子どもたちから失われつつある手先の器用さや視野の広さ、図形センスの獲得にもたいへん効果的です。
日本習字は、子どもたちの日常生活に必要なバランス感覚を自然に養うことのできる総合学習を目指しています。



日本習字の目的

創立者原田観峰の提唱した「正しい美しい愛の習字」を基本理念とする書道教育並びに書道文化の振興を図るとともに、国際交流を促進し、もって日本文化の伝承・発展に寄与することを目的としています。

近頃、手で文字を書く機会は次第に減ってまいりました。しかし、手書きの文字にある線の強弱や揺れ、文字と文字とのつながりなど、細やかな変化は書く人の気持ちまでをも表す、魅力的な表現であることにお気づきでしょうか。日本習字では、そんな「手書き文字」の素晴らしさや美しさを多くのみなさまにお伝えしていきたいと考えております。 

当財団では、初心者のためのやさしい習字指導から上級者向けの書道作品制作まで、あらゆる年代の多様な目的にあわせた通信教育講座を展開しております。日本習字の講座が、みなさまの実り豊かな「書のある暮らし」づくりのお役に立てることを、心より願っております。


観峰館 かんぽうかん
日本習字の創設者、原田観峰(はらだ かんぼう、本名 孝太郎、1911年~1995年)の死後、彼が収集した書道資料や数々の文化教育資料を展示公開するため、 平成7年10月に開館された。 ユネスコの世界遺産に登録されている「承徳の避暑山荘と外八廟」の避暑山荘・澹泊敬誠殿や紫禁城内にある三希堂の復元展示があり、中国風博物館となっている。中国の清時代後期を中心とした、約2万点の書画資料の他、日本の教科書、西洋家具等、展示物は様々である。6階建ての本館のほか、3つの建物がある。淡海書道文化専門学校という書道の専門学校が隣接している。


「日本習字を知ろう!」

日本習字の博物館「観峰館」20周年のあゆみ